最高の一枚並ぶ ワカヤマフォトクラブ展
ワカヤマフォトクラブ(磯間弘児会長)の第27回写真展が6日まで、和歌山市宇須のギャラリー花畑で開かれている。
15人の会員と講師の花畑重靖さん、川口理一郎さんが撮った自然風景やスナップ、心象風景など自慢の写真44点を展示している。
年1回開催していたが新型コロナの影響で中止となり3年ぶりの開催となる。
写真歴50年の山口敏幸さん(80)は、有田市の辰ヶ浜漁港をモノクロで撮影。「明日の天気を気にして漁にいけるかどうかの不安を表現した」と話す。
「街を歩いていて面白いと思った瞬間にシャッターを押した」という写真歴35年の隂地陽人さん(84)は、大阪市のアメリカ村で見つけた看板や、街に佇む女性の写真を出展。
コンテナの上でスズメが集まり寒そうに身を寄せ合っている池田修平さん(69)の作品「冬が来るね」など、個性あふれる写真が並ぶ。
自分でテーマを決め、複数の写真を使ってメッセージを伝える群写真も展示。磯間会長(75)は「古き良き時代」をテーマに骨董(こっとう)品店で撮影した1940年代のラジオ、羅針盤など懐かしい品々を撮影している。
「会員それぞれが撮った『最高の一枚』を出している。モノクロ、カラーなど独自の視点で捉えた作品がいっぱい並んでいるのでぜひ見に来てほしい」と話している。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。
問い合わせは同ギャラリー(℡073・435・3615)。