海南9年ぶり近畿大会へ 高校野球県2次予選

秋季近畿地区高校野球大会和歌山県2次予選の3位決定戦が9日、和歌山市毛見の県営紀三井寺公園野球場で行われ、海南が箕島に6―0で完封勝ちし、9年ぶり15回目(大成の2回を含む)の近畿大会出場を決めた。

【第1試合・3位決定戦】

海南 0 0 2 1 0 0 2 1 0 6
箕島 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

〔海〕三木―横山〔箕〕白倉、杖村―澤▽三塁打=藏道(海)▽二塁打=横山(海)

試合は3回に動いた。海南が二死2、3塁の好機をつくると、3番横山の右前適時打で2点を先制。

4回には、一死1、2塁の場面で8番三木が犠打の構えから打撃に切り替えて左適時打とし、1点を追加。

7回にも、二死2、3塁で4番藏道の適時三塁打で2点を追加した。藏道は「本塁までかえりたかった」とし、「チーム全体としても次の塁を狙う姿勢で試合に臨むことができた」と喜んだ。

投げては、先発の三木が98球6安打無失点の完封。味方打線に点を取ってもらった後の3回には二死満塁でピンチを招いたが、持ち前の制球力で切り抜けた。三木は、「制球力は、これまで課題として取り組んできた。成果を発揮できた」と話した。

4回、一死1、2塁で左適時打を放った三木

4回、一死1、2塁で左適時打を放った三木