猛暑に耐え華やかに 和歌山城で菊花展

和歌山城公園の秋の恒例行事として、ことしで66回目を迎える菊花展が26日、始まった。和歌山菊の会(上木小夜子会長)の会員21人が育てた約350鉢が、表坂登り口付近一帯に並んでいる。11月20日まで。

開会式では尾花正啓市長が「会員さんが丹精込めて育てた菊を多くの市民に見てもらいたい。和歌山城の魅力とともに、つぼみの菊が咲き、毎日表情が変わるのを楽しんでほしい」とあいさつ。上木会長は「ことしは例年にない猛暑で育てるのが難しく、枯れてしまった花もあった。出品している菊は会員が愛情を込めて育てた努力のたまもの。高さをそろえるのが難しい大菊、色合いが素晴らしい盆栽など、さまざまな菊を楽しんでほしい」と話した。

3日午前7時半から午後4時まで即売会が行われる。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、相談会は中止。

 

約350鉢の菊が並ぶ