健康増進などで連携 日本生命が有田市と
日本生命保険相互会社と有田市は25日、健康増進や疾病予防、青少年の健全育成などに協力して取り組む内容の包括連携協定を結んだ。同社と県内市町村の協定は初めて。
今回の協定は、高齢者の介護・生きがい増進、女性の活躍推進などの連携事項も含む幅広いもの。同社は協定に基づき、がん検診の受診率向上の啓発や、同社所属の選手によるスポーツ教室の開催などに取り組む。第一弾として、11月27日には同市のマツゲン有田球場で、日本生命野球部による小学生向けの「ニッセイ野球教室」を開催する。
協定の調印式は市役所で行われ、望月良男市長と中嶋徹和歌山支社長が協定書に署名した。
中嶋支社長は「健康分野には特に強みを持っている。がん、心筋梗塞、脳卒中の三大疾病の予防に関することなど、有田市と組んで、いろんな取り組みをお手伝いしたい」とあいさつ。スポーツ振興では、野球以外の同社に所属するアスリートを招いてのイベント開催などにも意欲を示した。
望月市長は「協定を締結でき感謝している。きょうがスタートなので、現実的に効果が出る実践をしていきたい」と期待を寄せた。