入館者20万人 和歌山市防災学習センター
巨大地震などに備え災害について学ぶ施設「和歌山市消防局防災学習センター」(同市八番丁)は11日、2005年4月の開館以来20万人目の入館者を迎え、記念セレモニーで祝った。
同センターは、津波のシミュレーションやセンサー式消火器を使った初期消火体験など、18のコーナーで災害を学ぶことができ、新型コロナウイルス感染拡大前は団体のうち、市外からの来館者が半数近くを占めるなど人気を集めている。
この日、20万人目で入館したのは、防災学習で訪れた同市納定の市立宮北小学校の3年生ら約30人。同センターでは職員らが拍手で歓迎した。また、代表児童2人と尾花正啓市長、出﨑親吾消防局副局長でくす玉を割り、祝った。
尾花市長は「災害はどうすれば防げるのか普段から勉強してもらえたら」と呼び掛け、代表で塩谷桃子さんは「20万人目でびっくり。うれしかった。これからも防災意識を高めて勉強に励みたい」と感謝を述べた。