行政手続きオンライン化 県が原案を発表

仁坂吉伸和歌山県知事は22日、県行政手続オンライン化整備計画の原案を策定したと発表した。

行政の手続きをパソコンやスマホなどを使ってオンラインで簡単にできるようにするための計画。県が位置付ける重点手続き(県民や事業者から申請を受ける全ての手続きのうち、年間受付件数100件以上の手続き)についてはすでに3割が電子申請などでオンライン化されており、今後は計画期間となる2024年度末までに約5割になるよう推進していく。

具体的にオンライン化を進めるのは、納税証明申請や自動車税に関する手続き、旅券申請、建設業許可関係手続きなど。12月中旬に県庁DX推進本部会議で計画を決定し、本格的に取り組んでいく。仁坂知事は「自分で自分の手足を縛って必ずやるんだ、という計画。オンライン化ではマイナンバーカードを使って手軽に申請などができるようにも配慮したい」と述べた。

鳥インフルエンザの発生で休園していた白浜町のアドベンチャーワールドが25日から再開することには、「専門知識を持った人がたくさんおり、大丈夫と判断したのだから大いに結構なこと。今後の感染対策にわれわれが言うこともないだろう」とした。

計画原案を発表する仁坂知事

計画原案を発表する仁坂知事