ビル屋上にパンダ!? 県内初大型3Dビジョン
市街地の活性化と新たな情報発信を提案しようと、不動産会社の㈱田村ジャパン(和歌山市北野、田村勝也代表取締役)が5階建ての黒岩ビル(同市元寺町)の屋上に、県内初の大型3次元(3D)ビジョンを設置。10日に運営を開始した。
3Dビジョンには、画面から飛び出すかのように無邪気に遊ぶ立体映像のパンダが登場し、同ビル近くの北新橋西詰交差点を行き交う人たちの目を楽しませている。
同社によると、3Dビジョンの大きさは縦3・8㍍、横10・4㍍。田村代表取締役が2021年、東京・新宿の街頭ビジョンに登場した〝巨大猫〟の3D動画を見て「いいな」と思ったのがきっかけで、「新たなビジネスモデルになれば」と設置を決めた。
和歌山といえば、アドベンチャーワールド(白浜町)がパンダの飼育数日本一を誇ることから、立体映像にはパンダを採用。「長く見ていても飽きず、かわいらしいものを」と制作会社に依頼し、3種類の立体映像が完成した。
パンダがタイヤの穴に体を通して両手を上げながら揺れたり、飛んできたチョウを目で追ったりするかわいらしい3D映像は、アドベンチャーワールドで会える本物のパンダよりも活発に見える。
田村代表取締役は「せっかくの3Dなので」とほほ笑み、「全国的にも珍しく和歌山では初の大型3Dビジョンなので、ぜひ一度見に来ていただき、楽しんでもらえれば」と呼び掛けている。
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