反撃能力保有に理解求める 公明代表が来和
公明党和歌山県本部は11日、「新春の集い」を和歌山市の和歌山城ホールで開いた。党本部の山口那津男代表が出席し、反撃能力の保有と防衛費の増額方針について「相手に攻撃を思いとどまらせる抑止力を強化する必要がある」として理解を求めた他、賃金上昇や子育て支援を重要政策に挙げ、春の統一地方選での勝利に向け、支持を訴えた。
「新春の集い」は3年ぶりの開催。党所属議員や県内の首長、各種団体の代表、党員、連立を組む自民党の国会・地方議員らが出席した。
山口代表は、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮の状況などから、従来の安全保障の枠組みだけでは紛争の防止が困難になってきているとし、「反撃能力を抑止力として持つことを決断した」と述べた。
想定以上に急速なペースで少子化が進む中、子育て支援は「隠れた安全保障」だとし、党が昨秋発表した「子育て応援トータルプラン」を推進していくことも強く訴えた。
来賓で出席した自民党の二階俊博元幹事長は「国政の重要な問題は常に公明党と相談し、前に進めていく姿勢をとっている」と自公の連携を強調し、共闘を呼び掛けた。
県本部代表の多田純一県議は、ことしの県内の統一地方選、統一外選に立候補を予定している公認候補18人を紹介。
予定候補らは、山口代表を中心にステージに並び、会場の支援者と共に拳を突き上げ、勝ちどきを上げた。