智弁の岡西さん 学生野球協会優秀選手に

日本学生野球協会の本年度の優秀選手に、和歌山県内からは智弁和歌山高校の前主将、岡西佑弥さん(18)が選ばれ、17日に和歌山市砂山南の県立和歌山商業高校で表彰式が行われた。

優秀選手表彰は、学業が優秀で、選手として他の模範となる高校球児に贈られる。各都道府県の高野連が推薦し、同協会の審議で決定した。岡西さんは、2021年夏の甲子園決勝に5番一塁手で出場し、同校21年ぶりの優勝に貢献。昨年夏の県大会では主将として出場し、準々決勝で満塁本塁打を放つなど打撃でもチームをけん引したことが評価された。

県高野連の中村憲司会長(59)から盾を受け取った岡西さんは「2年生の時に全国優勝できたうれしさと、3年生の時に甲子園で負けた悔しさを両方経験できたのが、一生の宝。非常にうれしい」と話した。

卒業後は早稲田大学スポーツ科学部に進学し、野球を続けるという。6大学野球では、智弁和歌山の先輩である立教大の西川晋太郎主将と池田陽佑副主将と対戦したいとし、「1年生からレギュラーを取り、プロ入りを目指したい」と意気込んだ。中村会長は「大学で岡西君の名前が新聞に載る日を期待して、和歌山から応援しています」と話した。

 

表彰盾を手に喜びの岡西さん㊨