ショールームで節電提案を 長谷川冷機
ショールームで節電提案
長谷川冷機 空調・換気で快適環境へ
60年以上の施工実績を持つ総合設備業の㈱長谷川冷機は、本社を和歌山市西河岸町から西浜へ新築移転。2月1日、新たに空調と換気機器に特化したショールームを併設し、グランドオープンする。商業用ビルや工場、病院などの空調排水設備の施工を手掛け、地域に根差した企業として、さらに快適環境を実現するための提案や施工に力を入れ、取り組んでいく。
新たにオープンするのは、約35坪のショールーム「空調換気館」。同社の4代目、赤井雅哉代表取締役社長(58)は「お客さまに納得して、選んでいただきたい」と本社移転に合わせて計画した。電気代が値上がりする中、節電や空気環境の改善につながる提案をする場として活用。空調機器の電気料金50%削減を目指す提案ができるよう取り組む。総合設備業の会社がショールームを展開するのは珍しく、同社によると県内で初という。
ショールームには、換気や空調設備の展示を通して、その効果を体験してもらう体感型コーナーを設置。電気消費量の差を実感してもらおうと、同じ馬力の新旧2台の空調機を同時運転し、モニターで「見える化」。2008年製の旧型と最新機器それぞれの消費電力量の差を比較することで省エネ効果が実感できる。また、コロナ禍で換気の重要性を感じてもらう仕組みも取り入れた。
赤井社長は「快適環境を提案し、安心安全に過ごせる空間を施工することで、社会貢献にもつながる」と笑顔。
ショールームは予約制(℡073・488・3871)。ゆったりとした個室で丁寧に要望を聞き取り、数ある取り扱いメーカーから「職場環境の改善」「電気料金削減」など、顧客のニーズに合った最適な提案を行う。
信用と信頼の施工へ アフターも充実体制
同社は赤井社長の祖父・赤井定雄氏が1947年に同市鈴丸丁に創業。その後、2代目の父・彰造氏と3代目の長兄・貞仁氏が、空調や給排水衛生設備などを扱う総合設備業中心の会社へと展開。近年は、病院や工場、ビルなど幅広い施設の設備施工を手掛ける他、アフターメンテナンスにも力を入れる。自社施工ではない修理にも乗り出し、県内に展開する大手コンビニエンスストア2社の空調設備メンテナンスを一手に引き受ける。施工は、県内と大阪府南部が中心。アフターサービスなどに迅速に対応できるよう、会社から車で1時間半以内に駆け付けられる範囲に絞っている。
確かな技術で対応 一生の付き合いへ
同社では、設計・積算、監理、施工、アフターメンテナンスの自社一貫体制を徹底。現在20人いる社員の8割は、総合設備業に関する国家資格の有資格者で、プロフェッショナルな人材が確かな技術で対応する。
赤井社長は「空調や給排水の設備は、日々の生活になくてはならないもの。だからこそ、きちんと施工して当たり前」と話す。
同社では、常にお客さまの立場に立って考えることを大切にし、「一生のお付き合い」を目指して、信頼と信用ある施工に取り組む。
「お客さまに必要とされる会社へ」代表取締役社長 赤井雅哉
長谷川冷機は1947年、長谷川鉄工様のアンモニア冷凍機の販売店として和歌山で創業し、同56年に会社として設立しました。
当初は県内の沿岸漁業関係を主とした大型製氷設備や冷凍設備を中心に事業展開を図っておりましたが、その後、冷凍だけでなく空調・給排水・衛生工事の総合設備業として体制を整え、設計から見積もり、監理、施工、アフターメンテナンスと一貫した体制でお客さまの要望、社会のニーズを満たすため、その実現に努力しております。
特に冷凍、空調事業においてはアフターメンテナンスまでの自社での一貫体制を構築し、迅速なお客さま対応を心掛けています。
また、この度、新たにこの場所に空調・換気を分かりやすく説明するためのショールームを新設し、この場が省エネや職場環境へ改善のきっかけになればと考えておりますので、ぜひ足を運んでいただければ幸いです。
お客さまに必要とされ、より喜ばれる会社になれるよう精進し、まい進してまいります。