お城のトイレ改修、洋式化 和歌山東南RC

和歌山東南ロータリークラブ(RC、寺下能明会長)は、和歌山城公園(和歌山市)二の丸庭園内のトイレを洋式化するなどの改修を行った。5日、同庭園で目録と感謝状の贈呈式があり、同RCと市の関係者が完成を喜び合った。

同RCは、奉仕活動のキーワードの一つ「環境」に着目して今回の取り組みを発案。市民の憩いの場であり、観光客も多い同公園をより快適に利用してもらおうと、2021年から3年にわたり園内のトイレ改修を実施し、最終年のことし、3カ所目の整備が完了した。

従来のトイレは和式が中心で、高齢者などから利用しにくいとの声があったという。改修により、便器は洋式に取り替えられ、個室のドアやトイレ内の仕切りなどもきれいに整備された。

贈呈式では、寺下会長が尾花正啓市長に目録を手渡し、尾花市長は同RCに感謝状を贈った。

寺下会長は「市民が利用しやすいトイレになり、市外の方にも良い印象を持ってもらえる場所になればうれしい」と話し、尾花市長は「安心して使っていただけるトイレになり、本当にありがたい。市民や観光客に和歌山城の魅力を知ってもらう基礎の整備をしていただいた」と感謝した。

 

目録を手に寺下会長㊨と尾花市長

 

改修された二の丸庭園内のトイレ