手を上げてありがとう 推進校に21校

和歌山県警は、新学期が始まる7日から20日までを「こどもの交通事故防止強化期間」として、通学路の横断歩行者妨害等違反の取り締まりを強化している。

それに合わせ、横断歩道を渡る時は手を上げてドライバーに意思表示し、会釈をして渡る「サイン+(プラス)サンクス運動」の推進校に、本年度は県内21の小学校を指定した。

推進校は、本紙エリアでは、和歌山市の四箇郷小(和歌山東署)、今福小(和歌山西署)、松江小(和歌山北署)、紀の川市の安楽川小(岩出署)、紀美野町立野上小(海南署)の5校。

歩行者が手を上げ、横断歩道を渡る意思を明確に示す「サイン」と、停止してくれた運転者に会釈などで感謝を伝える「サンクス」のコミュニケーションを取ることで、運転者の歩行者保護意識を向上させるのが目的。通学時などで横断歩道を利用する機会の多い小学生から発信してもらうことを期待している。

推進校の一つ、安楽川小学校では10日、推進校指定式が行われ、岩出署の松浦友範交通課長が、深田昌良校長に指定書を交付した。

式終了後、通学路の交差点で、同署の職員が児童に横断歩道の安全な渡り方を説明した。

児童に横断指導を行う岩出署の職員

児童に横断指導を行う岩出署の職員