力ため来年へ 和歌祭は雨で中止、神事のみ
14日に予定していた和歌山市和歌浦西の紀州東照宮の例祭「和歌祭」は、悪天候により神輿(みこし)おろしの安全が確保できないとして、神輿おろしや渡御行列は中止となった。
雨による中止は2018年以来。この日、紀州東照宮の本殿で、岸本周平知事をはじめ和歌祭保存会や実行委員会のメンバーが参加し、神事のみが執り行われた。
和歌祭実行委員会の中山豊若委員長は「最高のコンディションで祭りをしたかったので苦渋の決断」、紀州東照宮の西川秀大宮司は「準備していただいた皆さまには大変申し訳ないですが、神事を執り行い、天下泰平と皆さまの平安をお祈りできたことは大きな喜び。力をため、来年に向けて準備し大きな祭りにしたい」と話した。
和歌祭四百年祭実行委員会の中山勝裕委員長は「来年さらにパワーアップして、皆さんに楽しんでもらえれば」と思いを新たにしていた。