呼吸整え心身健康に 国際ヨガの日イベント
国連が定める「国際ヨガの日」(6月21日)に合わせたヨガイベント「国際ヨガデイIn和歌山」が11日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛1階展示場ホールで開かれ、約250人が呼吸を整えながらゆったりと体を動かした。
同市の太陽ヨガカルチャーセンター(松尾ひろ子主宰)が主催。コロナ禍で3年間イベントを中止し、今回が4度目の開催となった。
国際ヨガの日はインドのモディ首相の提唱により、2014年に制定。世界各地で、さまざまなイベントが開かれるという。
主宰の松尾さんはヨガ歴53年。ヨガの指導や指導者養成に取り組み、薬剤師として自然薬とヨガ医学を取り入れ、体質改善指導を行っている。
開会にあたり、松尾さんは「ヨガ療法は誰もができる心と体の平和づくり、つまり健康法。ビッグゲストも迎えているので、皆さん、癒やしのエネルギーを受け取ってください」と呼びかけた。
生徒や指導者によるヨガパフォーマンスに続き、松尾さんが「松尾式 優しい筋トレヨガ整体」を紹介。手首、腰首、足首、首は関連部位であることなど、体の仕組みを解説しながら、「呼吸しやすい体をつくることが大事」などとアドバイス。脚上げや骨盤スクワットなどの動きを、ユーモアを交えながら示し、参加者は和やかな雰囲気で体をほぐしていった。
ソマティックエネジェテックス(エネルギーヨガ)の第一人者で、ヒーリングの他、発達障害の改善やサポートに取り組むTYA―TYA(チャチャ)さんを迎えたワークでは、参加者は穏やかな語りに導かれながら心を開放。目を閉じて癒やしのエネルギーを全身で受け取っていた。ヨガを始めて5年という紀の川市の女性(67)は「自分の体を知るいい機会。腰痛や浅かった呼吸が改善され、ヨガの効果を実感しています。きょうはとても新鮮な内容でした」と笑顔だった。