JICAの活動を紹介 イオンモールで展示会

開発途上国などに派遣され、現地の人と共にその国や地域の課題解決に取り組むJICA海外協力隊の活動を紹介する「JICA活動展示会」が9日、和歌山市中のイオンモール和歌山2階のイオンスタイル前で始まった。18日まで。

県、県国際交流協会、和歌山青年海外協力協会、わかやまJICAボランティア応援団、JICA関西の共催。

会場には、県出身者6人を含むボランティア隊員の活動報告を紹介するパネル展示をはじめ、ミャンマーや中国、ボリビアなどの子ども向け衣装の試着コーナーも用意。

アフリカ・タンザニアのポップアート「ティンガティンガ」を背景に、民族衣装での写真撮影ができ、異文化体験も楽しめる。

10カ国それぞれの国へ派遣された協力隊員のストーリーをマンガで分かりやすく描いたリーフレットなどもあり、相談コーナーでは実際に協力隊経験者に話を聞くこともできる。

JICA県国際交流推進員の塩見善則さん(69)は2018年9月から約2年間、アフリカ大陸南部のザンビアに短大教員として派遣されていた元JICAシニア・ボランティア。

塩見さんはボランティア隊員について「『海外で自分を知ろう、見つけ出そう』という人には良い機会。発展途上国の情勢や人と出会うことで、自分のことを深く知ることができるのが魅力」と話し、「ぜひ気軽に足を運んでいただければ」と呼びかけている。

午前10時~午後6時。問い合わせは塩見さん(℡080・8506・3719、メール)。

 

「気軽に遊びに来てください」と笑顔の塩見さん