きのくに信金清掃活動 地域団体ともコラボ

きのくに信用金庫(田谷節朗理事長)と、和歌山大学の学生や卒業生らを中心に作る団体「ほんわかプロジェクト」(横山拓リーダー)は17日、磯の浦海水浴場(同市磯の浦)で、合同で清掃活動を実施。㈱和歌山新報社(津村周社長)社員も参加した。

同信金は毎年、「信用金庫の日」(6月15日)を中心に清掃活動を展開しており、ことしは17日に磯の浦海水浴場の他、同市毛見の浜の宮海水浴場、和歌浦南の片男波海水浴場で清掃活動を行った。

ほんわかプロジェクトは、メンバーの大畑葉月さん(21)の「磯の浦の海をきれいにしたい。ごみだけでなく出会いも拾い集めてほしい」といった発案で、昨年10月から磯の浦海水浴場での活動を行っており、同信金との共同作業は今回が初めて。

同信金紀の川支店の職員ら約30人、同プロジェクトの18人、同新報社から6人が参加し、軍手を手に、ペットボトルやプラスチック、釣り道具などを回収。ほんわかプロジェクトが以前から取り組んでいる、ごみアート企画では、拾い集めたごみを使って畳一帖分の大きさの板にタイやカメなど海の生き物などを表現した。

大畑さんは、「地域に根付いた企業の、地域を盛り上げたい気持ちが伝わった。今後も地域に対する思いを持つ団体で互いに協力し合い、地域活動の輪を広げていきたい」と笑顔。

同信用金庫地域支援部の西政也課長代理は、「長年行ってきた活動を地域の方との協力で、いつも以上に積極的に取り組むことができた。学生たちとの今回の活動をきっかけに、きのくに信用金庫のさまざまな地域貢献活動を知ってほしい」と話した。

清掃活動を終えて笑顔の参加者

清掃活動を終えて笑顔の参加者