誰もが輝ける社会を 男女共同参画週間始まる

内閣府が主唱する「男女共同参画週間」が23日に始まり、和歌山県内各地で街頭啓発などの取り組みが行われた。

全ての人が性別にかかわらず、職場や地域、家庭でそれぞれの個性と能力を発揮できる社会の実現に向け、2001年度から、男女共同参画社会基本法の公布・施行日である6月23日から29日までを同週間とし、全国でさまざまな活動を展開。23年度のキャッチフレーズは「無くそう思い込み、守ろう個性 みんなでつくる、みんなの未来。」となっている。

初日の23日、和歌山市内では、JR和歌山駅前で県が街頭啓発を実施。青少年・男女共同参画課の職員5人と県PRキャラクターのきいちゃんが、通勤・通学の駅利用者らに声を掛け、家事のシェアについてのリーフレットやポケットティッシュなどの啓発グッズ1000セットを配った。

同課の担当者は「一人ひとりが特性に関係なく、個性を輝かせることができる社会について、男女共同参画週間を機に意識してもらえたら」と話していた。

期間中は、県や市町村、和歌山地方法務局、各地域の人権擁護委員協議会などが参加し、啓発ポスターやのぼり、グッズの設置や街頭啓発などの取り組みが各地で展開される。

通勤・通学の県民らに啓発グッズを手渡す県職員(JR和歌山駅前)

通勤・通学の県民らに啓発グッズを手渡す県職員(JR和歌山駅前)