市和歌山がベスト8 継投で封じ打線つながる

【3回戦・第3試合】

日高
市和歌山 ×

〔日〕松山、山村、中田―山本〔市〕木村、栗谷、小野―麹家▽本塁打=栗谷(市)▽二塁打=田端(日)、麹家、熊本(市)

10日目の21日には3回戦3試合が行われた。第3試合では市和歌山が日高に6―1で勝利。9大会連続のベスト8進出を決めた。

市和歌山は初回、日高打線に1死満塁とされるも、先発の木村が連続三振で切り抜ける。2回裏の攻撃では、藤井が中安で出塁。2死二塁から熊本が右翼線に適時二塁打を放ち、1点を先制した。

4回から市和歌山は、エースの栗谷が登板。5回表に遊ゴロの間に追い付かれるも、直後の5回裏に栗谷自身の右本塁打で再び1点差とした。続く麹家も右翼線に二塁打。二度の暴投で生還し、この回2点を勝ち越した。さらに6回裏には、1死二塁から主将・熊本の2本目の適時打で4点目。その後満塁とし、栗谷の一ゴロの間に5点目を挙げた。7回裏には、代打の藤原に左適時打が飛び出し、さらに1点を追加した。

市和歌山は8回から、2回戦で好投した小野が登板した。小野は2回を零封し、3人の継投で日高打線に1失点。市和歌山は日高を6―1で破り、準々決勝進出を決めた。

市和歌山の半田真一監督は、初戦以降は守備と精神面を強化したといい、「一戦一戦、できることをするのみ」と意気込んだ。

栗谷選手の決勝打となる右本塁打

栗谷選手の決勝打となる右本塁打