子どもたちの歓声響く 南野上小で「宝探し」
夏休みに楽しいひとときを過ごしてほしいと、和歌山県海南市次ケ谷の南野上小学校で22日、地域に住む小学生と幼児を対象にした宝探しゲームが行われた。
主催は公民館、女性会など地域で活動する団体でつくる「みなみの子ふれあい活動協議会」。協力して子どもたちを守り、育てようと年間20回以上イベントなどを行っている。毎年夏休みはアユとウナギのつかみ捕りを恒例行事としてきたが、新型コロナで3年間中止。ことしは同協議会で話し合い、年齢問わず安全に楽しめる遊びとして宝探しに決め、1カ月前から準備を進めてきた。
この日、参加したのは1歳から12歳までの20人。校庭に集まった子どもたちは「よーいスタート!」の掛け声で隠されたカプセル50個を一斉に探した。
走り回って懸命に探し、「あった!」と喜ぶ子どもたちの声が校庭に響き渡った。
たくさん見つけた子の中には、見つけられず悲しむ子に譲ってあげる子もいた。
カプセルの中には番号が入ってあり、ガラガラ抽選機で出た番号から順にプレゼントと引き換えた。
中に入っているおもちゃや文具を見て、子どもたちはにっこり。
南野上公民館の山中幸也館長は「地域の人と子どもが一緒に過ごす時間は、お互いを知る上でとても大切」と話し、南野上小学校の松元由里子校長は「地域の皆さんに子どもたちはいつも見守られているので安心できます」と感謝していた。