あら川の桃を使用 和歌山フルーツコーラ開発

近畿大学付属湯浅農場(和歌山県有田郡湯浅町)の伊藤仁久准教授らは、日本振興㈱(大阪府大阪市)、㈱八旗農園(紀の川市)との共同研究による、あら川の桃を使った「和歌山フルーツコーラ」のクラウドファンディング(CF)に31日まで挑戦している。

地方創生や未利用資源の活用を目的とし、和歌山を代表するクラフトコーラの開発に産学連携で取り組んでいる。

主原料が桃のクラフトコーラは珍しく、滑らかな喉ごしと桃特有の甘く柔らかな風味が感じられるのが特長。

主な原料は、㈱八旗農園のわずかな傷が原因で廃棄される規格外の桃を使用した「あら川の桃」ピューレと、通常は廃棄される「近大みかん」の果皮と12種類のスパイス。

もう一度飲みたくなる刺激的な後味で、炭酸水や牛乳で割る他、お酒と混ぜてカクテルに使用するなどアレンジが楽しめる。

クラウドファンディングのリターンとして、数量限定の「和歌山フルーツコーラ」や八旗農園が手がけるジュース「あら川の桃Premium」などがある。支援資金は初期ロット製造、広告宣伝費用として活用する。支援はキャンプファイヤー(https://camp-fire.jp/projects)で「和歌山フルーツコーラ」で検索。

あら川の桃(写真は近畿大学提供)

あら川の桃(近畿大学提供)