JA紀南のPR大使に 宮本李菜さん
2023年のミスキャンパスで日本一に輝いた和歌山県田辺市出身の龍谷大学4年生、宮本李菜さん(22)がJA紀南の「特産物PR大使」に就任した。7日、県庁の下宏副知事を表敬訪問し、梅やミカンなど大好きな地元農産物の魅力発信に向け意欲を話した。
宮本さんは、22年の同大学のミス・ミスターコンテストで最高賞のグランプリを受賞。ことし3月には、各大学のミスキャンパスの中から日本一を決める「Miss of Miss CAMPUS QUEEN CONTEST」でもグランプリに選ばれた。
地元出身者の快挙を知った同JAは、宮本さんに初の「特産物PR大使」への就任を依頼し、7月19日に任命した。
宮本さんは、山本治夫代表理事組合長ら同JA幹部らと共に下副知事を訪問。祖母が専業農家で、農業や地元のおいしい果物、野菜に幼い頃から親しんできたことを紹介し「自然にあふれた和歌山が大好き。ミカンや梅など特産の食べ物の魅力を全国に知ってもらいたい」と話した。
山本組合長は「地元や農業への思いのある人に就任してもらえてうれしい。拡販するのがJAの仕事なので、宮本さんと一緒にやっていきたい」、下副知事は「紀南の特産品はもちろん、県全体を含めてPRしてもらえるよう、活躍を願っている」と期待を寄せた。
宮本さんの任期は来年3月末まで。同JAが行う販売促進イベントでのPR活動の他、SNSを使った情報発信などに取り組む。