市高あす神村学園戦 両指揮官に聞く

市和歌山は第105回全国高校野球選手権記念大会9日目(14日)の2回戦第2試合で神村学園(鹿児島)と戦う。対戦を前に、市和歌山の半田真一監督と神村学園の小田大介監督が心境を語った。

 ――相手校の印象は
半田 投手の能力が高く、得点はなかなか難しそう。打線もすごく振れている印象があるので、投手陣は鍵になる。警戒し過ぎず、勝負をした中で見極めたい。総力戦で挑み、最少失点で封じたい。

 

小田 かなり手ごわく、そつのないチームといった印象。栗谷君と小野君の140㌔を超える素晴らしい投手が2枚いる。打線もすごく振れていて、チャンスの場面でタイムリーも出ている。

 

 ――警戒する選手は
半田 1番・今岡歩君をどのように抑えるかがポイントになる。逃げずに勝負して封じたい。投手は右の松永君と左の黒木君の完成度が高く、特に警戒している。振り負けないように心がけたい。

 

小田 エース・栗谷君とキャッチャー・麹家君が、バッテリーで3、4番を打っている。このバッテリーを警戒したい。

 

 ――理想の試合展開は
半田 ロースコアの展開が理想だが、投手戦は想像できない。総力戦になると思うので、全員が役割を果たして頑張らないと勝てない。高校生活の全てを懸けてほしい。得点されるとは思うが、後半まで粘って戦えれば、十分に勝機は見いだせると思っている。

 

小田 自分たちのペースに早く持ち込み、ロースコアで粘り強く守りたい。打てるに越したことはないが、犠打や盗塁、エンドランなど攻撃的にいきたい。特別なことはせず、神村らしい試合展開にしたい。投手陣は3点以内に抑えてほしい。

 

 ――対戦の意気込みを
半田 雰囲気、打撃、投手陣と、チームの状態はとても良い。ここで負けるような練習はしてきていない。試合が終われば(ユニフォームは)真っ黒だと思うが、最後はうちが勝っている試合をしたい。一戦必勝で挑む。

 

小田 強豪校を避けては通れないが、泥臭く粘り強い全員野球で、前の1勝だけを考えている。何とか1点でも多く勝ち切れるように、チーム全員で戦う。チャレンジ精神を持って、準備だけは怠らないようにしたい。

市和歌山 半田監督

市和歌山 半田監督

 

神村学園 小田監督

神村学園 小田監督