盆踊りで笑顔の輪 上神野地区の夏祭り
和歌山県紀美野町鎌滝の旧上神野小学校で12日、4年ぶりに夏祭りが開かれた。浴衣姿の子どもや地域の人たち約150人が集まり、ステージ発表や盆踊り、夜店などを楽しんだ。
上神野地区まちづくり協議会が主催。同協議会は、廃校となった同小学校を地域のコミュニティーの場になればと、さまざまなイベントを企画している。
夏祭りは9年前から、帰省した人の集まる場にしようと開催。フランクフルトや焼き鳥、スーパーボールすくいなどの夜店が並び、ステージではよさこいや弾き語りなどが披露された。
開会に当たり、小川博康町長は「イベントが開催できてうれしく思う。楽しんでもらえたら」とあいさつ。盆踊りが始まると、来場者は輪になり「紀美野町音頭」や「ダンシングヒーロー」などの音楽に合わせ笑顔で踊った。
参加者は「久しぶりで踊りを覚えていない」などと笑顔。アンコールもあり、ターンしたり跳ねたりと大盛り上がりだった。
平松久典さん(48)は「4年ぶりの開催を待ってました。全員で踊る盆踊りは楽しい」とにっこり。
その他、地域の店舗で使用できる商品券や家電などが当たるお楽しみ抽選会もあった。
同協議会の横山健司会長は「久しぶりに会う人も多く開催できて良かった。小学校に子どもが集まるのはうれしい」と話した。