小中学生を表彰 和歌山市民憲章の硬筆競書会
市民憲章の認識と実践のための啓発活動の一環として和歌山市が行う、本年度の市民憲章硬筆競書会の表彰式が19日、同市七番丁の和歌山城ホールで行われ、市内の小中学生180人が受賞した。
市民憲章は、市民であることに誇りを持ち、平和で豊かなまちをつくるための心構えとして制定され、ことしで57年目。競書会は、小学生は56回目、中学生は53回目となる。
本年度は市内の小学生1万7029人、中学生9640人の中から、市長賞、議長賞、教育長賞、文化協会会長賞に各45人(小学生30人、中学生15人)が選ばれた。
表彰式で尾花正啓市長は「一文字一文字に心がこもっていて、素晴らしい作品だった。美しい字を書けることは人生において大きな宝物になる」と呼びかけた。
市議会の戸田正人議長は、「深く見ると、良いところがそれぞれ違って個性があふれていた」とあいさつ。
市長賞を受けた和歌浦小学校1年生の杉谷恵麻さん(7)は、手本をよく見て丁寧に書いたといい、「市長賞を取れてうれしい。来年も取れるように頑張る。もっと字が上手になりたい」と笑顔だった。
城東中学校3年生の西山風花さん(14)は、「行書なので、なめらかにつなげて書くことを意識した。最後の年だったので、受賞できてうれしい」と話した。