交通安全、書道で 桐蔭高生パフォーマンス
「わかやま冬の交通安全運動」(1~10日)に合わせ、和歌山市中野のスーパーセンターオークワパームシティ和歌山店で2日、県と和歌山北署による啓発イベントが開かれた。
このうち、桐蔭高校書道部員5人は飲酒運転根絶の願いを込め、書道パフォーマンスを披露。3㍍×5・5㍍の大きさの紙に、「STOP飲酒運転」などの文字を力強く書き上げた。
パフォーマンスを披露したのは、2年生の浦野なつさん、松本杏那さん、橋本遥さん、深瀬心音さん、中井葵衣さんの5人。
BGMと手拍子に合わせてパフォーマンスがスタート。「せーの、はい!」の掛け声に合わせ、5人が大きな筆で豪快な筆さばきを披露。「安易な行動が悲惨な交通事故を招く 犠牲になるのはあなたの家族かもしれない 飲酒運転は絶対に しない させない ゆるさない STOP飲酒運転」の文字が力強く書き上げられると、会場からは大きな拍手が送られた。
この日に向け、5人で文章や構成を考え、何度もリハーサルを重ねてきたという。松本さんは「5人が力を合わせて良いパフォーマンスができたと思います」、中井さんは「緊張したけど、だんだん気持ちが乗ってきて楽しくできました」と笑顔。「運転」の文字を書いた浦野さんは、「かっこよく見せるために、いつもよりさらに力強く気持ちを込めて書きました」と話した。
パフォーマンスを見ていた男性は「すごくきれいな字で、揮毫(きごう)の内容にも感心した。良いものを見せていただいた」と話した。完成した書道作品は、10日まで同店に展示される。
この他、県警音楽隊による演奏とカラーガード隊のパフォーマンスもあった。演奏で人気の楽曲、back numberの「クリスマスソング」などが流れると、訪れた人はゆったりと耳を傾けていた。その他、白バイ、パトカーの展示や乗車体験、JAF和歌山支部による「子ども安全免許証」の発行もあり、家族連れでにぎわった。