和市に営業所設置 運転代行のアルパカラボ

運転代行プラットフォームサービス「AIRCLE(エアクル)」を運営する㈱Alpaca.Lab(アルパカラボ)(沖縄県中城村、棚原生磨代表取締役)が、和歌山市内に営業所を開設した。県庁で20日、県との進出協定調印式を行う。

同社は、2018年8月設立のIT企業で、エアクルを開発、運営し、和歌山、埼玉、福岡、宮崎、沖縄各県でサービスを展開している。

和歌山県によると、県は人口当たりの運転代行業者数が全国平均よりも多く、利用が進んでいる一方、人口当たりの飲酒運転検挙件数が全国トップ3に入っている。

新設する同社和歌山営業所では、エアクルの運営の他、運転代行業者の非効率な業務形態の変革、過度な価格競争からの保護への取り組み、飲食店と連携した利用促進などを行う予定。運転代行業支援に加え、飲酒運転対策や市民生活の利便性向上、地域インフラとしての活用が期待される。

和歌山営業所は、同市新通のシェアオフィス「Studio RICO(リコ)」に設置。11月から操業しており、正社員1人を地元雇用する。