ヴィーヴォが全国へ U―12サッカー選手権

和歌山市の小学生サッカーチーム「和歌山ヴィーヴォまつえ」は「JFA第47回全日本U―12サッカー選手権大会」の県大会で優勝し、25~29日に鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島市)などで開かれる本大会へ出場を決めた。22日には選手たちが市役所を訪れ、尾花正啓市長に意気込みを語った。

ヴィーヴォは今夏、大阪や奈良での遠征で試合を重ねるなど、多くの経験を積んだ。県大会は11月12、23日に上富田スポーツセンター(上富田町)で開かれ、県内各地区の予選を勝ち抜いた16チームが出場。ヴィーヴォは決勝で、F.C.Valentiaを6―0で下すなど、4試合で計24得点、1失点と圧倒して優勝を果たした。

ヴィーヴォは4年ぶり3回目の全国大会出場。大会は各都道府県の代表1チーム(前回大会優勝の埼玉は2チーム)の計48チームで争われる。4チームのグループで1次ラウンドの後、各グループ1位チームと各グループ2位から上位4チームの計16チームがトーナメント形式で戦う。

ヴィーヴォは過去2回ともに1次敗退。今回は1次で、アイエスエスF.C(岐阜)、エストレーラス高知(高知)、レノファ山口FC(山口)と対戦する。

この日、市役所には大会登録選手20人と、吉田佳弘代表、藪田道則監督らが訪問。選手は得意なプレーとともに自己紹介し、「ハットトリックをしたい」「無失点でいきたい」などと健闘を誓った。

尾花市長は「和歌山県の代表として、チームを信じて一丸となって勝利に向かって頑張ってきてほしい」と激励し、黒川仁都(にと)主将(12)と小酒井斗真(こざかいとうま)副主将(12)に全国大会の試合球を手渡した。

黒川主将は、「前からの攻撃やみんなでの守備で、ベスト8を目指して頑張りたい」と意気込んだ。黒川主将は選手宣誓も行い、サッカーをできることへの感謝などを盛り込む。

小酒井副主将は「全国でみんなのために点を決めたい」と話した。

尾花市長と活躍を誓う選手ら

尾花市長と活躍を誓う選手ら