レンタサイクル事業リニューアル 和歌山市
和歌山市の観光事業 「城まちeco観光レンタサイクル」 が20日、 リニューアルした。 委託事業者の変更に伴い、 新しい自転車の導入や貸し出し拠点の変更、 営業時間の延長などの新サービスが充実し、 利用客の増加が期待されている。
新しい委託事業者はユタカ交通㈱ (本社・同市中之島、 豊田英三社長)。 新サービスの準備のため3月29日から一時休業し、 大型連休前の再開となった。
従来の普通自転車50台と電動アシスト付き40台に加え、 スピーディーで快適な走りのスポーツサイクル10台、 変速機能付きで普通タイプより大きな籠を備えたシティーサイクル (小学校高学年以上向け) 10台を新たに導入し、 計110台を貸し出す。
貸し出し・乗り捨て拠点は和歌山城観光案内所前、 わかちか広場など11カ所。 昨年度の拠点のうち紀三井寺ガーデンホテルはやしとホテル太公望は廃止し、 新たに南海加太駅前、 加太淡嶋温泉大阪屋ひいなの湯、 ユタカ交通本社の3カ所を追加した。
営業時間は、 従来の午前9時半~午後5時を午前9時~午後7時に拡大した。
市商工まちおこし課によると、 平成23年度の貸し出し実績は7508台。 毎月700台前後の利用があり、 季節による大きな変動は見られない。 最も利用が多い拠点は主要駅に近いわかちか広場、 次いでビジネスイン南海となっている。
今回の新型自転車の導入や温泉地の拠点増、 加太地域に新たに拠点を設けたことなどにより、 新規の利用者獲得を目指す。 レンタサイクル事務局の東田大樹さん (24) は 「これまで利用を迷っていた方、 新しい方に利用してもらいたい」 と話している。
料金は普通自転車が100円、 その他の3タイプが500円。 詳しい問い合わせは事務局 (℡073・423・6003) へ。