和大ソーラーカーPJに寄付 近代技研

土木に関する調査や計画、施工管理などを行う㈱近代技研(和歌山県岩出市水栖、花岡秀起会長)は18日、和歌山大学ソーラーカープロジェクト(大倉啓輔代表)に60万円を寄付した。花岡会長(70)は大倉代表(20)らに、「和歌山を好きな気持ちを持って、和歌山を背負って頑張って」と激励した。

同社はことし5月に創業60周年を迎える。節目の年に社会貢献をしようと、花岡会長が以前から関心のあった同プロジェクトに、60周年にちなんで60万円の寄付を決めた。

同プロジェクトは、マシンに搭載したソーラーパネルから得た電力のみで稼働するソーラーカーをつくり、多くのレースに出場している。昨年10月には、オーストラリアで開かれた世界最高峰のレースに初挑戦。3000㌔完走はならなかったが、987㌔を走る大健闘を見せた。今後は2025年の次回大会での完走に向けて、さらに空気抵抗を減らすなど、より高性能な車づくりに取り組む。

花岡会長は大倉代表に目録を手渡し、「地元の学生が頑張っているので応援したい」と笑顔。大倉代表は「ありがたく、感謝の気持ちでいっぱい。車体の製作費に充てたいと思う」と話した。

 

目録を手渡す花岡会長(左から3人目)と大倉代表(同2人目)ら