人材育成や地域発展 紀の川市と和大が協定
紀の川市と和歌山大学(和歌山市栄谷、本山貢学長)は5日、人材の交流や育成、地域の発展などに向けて協力する包括連携協定を締結した。
協定締結により、経済学部生と市が共同で市の課題解決を図る「きのかわFuture Designプロジェクト」の継続した取り組みなどが予定されている。
締結式は市役所で行われ、今城崇光副市長(61)と本山学長(61)が協定書に署名した。
今城副市長は「和歌山大学の皆さまが保有する知的、人的資源との連携を図る取り組みが、紀の川市の課題解決に向けて大きな力を発揮すると期待している」と話した。
本山学長は「(紀の川市が)和歌山大学と共に発展することを期待している」とし、「(紀の川市で)和歌山大学の学生が活躍してほしい」と願った。
続いて、同学部の藤田和史准教授のゼミ生14人が、昨年9月から取り組んでいる同プロジェクトの成果を報告。ふるさと納税返礼品の開発、飲食店を活用した市の周遊化、農家と大学生のマッチングに向けた取り組みなどを発表した。