クラシックギター&ソプラノ リサイタル

和歌山県田辺市出身でウィーンに留学中のクラシックギター奏者・平岡奏さん、声楽家の米山茉莉子さんによる「Duo Recital クラシックギター&ソプラノ」が17日午後2時から、和歌山市中の音楽文化堂ホールで開かれる。「インタビュー・リサイタル」と題し、さまざまな質問を交えながら演奏家の人柄を伝え、素顔に迫ろうという新たな企画。米山さんの父で、オーボエ奏者でもある和歌山大学名誉教授の米山龍介さんがナビゲート役を務める。

平岡さんは和歌山大学教育学部在学中に、日本ギターコンクール大学生部門などで入賞。本格的に音楽の道を志し、卒業後に渡欧。現在はウィーン国立音楽大学コンサート科に在籍し、研さんを積んでいる。

米山茉莉子さんは相愛大学音楽学部声楽専攻首席卒業、同大学音楽専攻科修了。イタリア国立ヴェルディ音楽院ディプロマ取得。和歌山の伝承や民話を題材にしたオペラに数多く出演し、「第九」ソリストとしても活躍している。

プログラムは、F.タレガ「アルハンブラの思い出」、H.ヴィラロボス「ショーロス第1番」、M.ファリャ「7つのスペイン民謡」などスペインにちなんだものを選曲。熊野古道の姉妹道があるスペインと和歌山のつながりなども紹介しながら届ける。

平岡さんを和歌山大学在籍時から知る茉莉子さんは「平岡さんは鋭い感性の持ち主で、曲の背景を大切に演奏される方。当時は『先生と生徒』という関係でしたが、今回は音楽家同士、共演者として一緒に音楽をつくり上げるのが楽しみです」とにっこり。龍介さんは「100人ほどの小規模なホール。演奏家との距離が近い空間で、繊細な音楽を体感してもらえれば。作今、不安定な社会情勢ですが、少しでも皆さんの心の安らぎになればうれしいです」と話している。

前売りは大人3500円(当日4000円)、高校生以下1500円(2000円)。全席自由。問い合わせは米山龍介さん(℡0736・62・8626、メールofficeyoneyama.rs@gmail.com)。

平岡奏さん

平岡奏さん

 

米山茉莉子さん

米山茉莉子さん

 

米山龍介さん

米山龍介さん