花苗の無償提供10年目 JAわかやまと和市
和歌山市とわかやま農業協同組合(JAわかやま、坂東紀好代表理事組合長)は27日、「花苗の無償提供覚書」を再締結した。市の公共施設に花を植え、まちを美しく彩る取り組みで、2015年度に始まり、10年目を迎える。
同JAは各年度に3回、季節の花苗を1440株ずつ提供している。覚書は3年ごとに締結し、4回目の今回は24~26年度分となる。
締結式は快晴の空の下、市役所前広場で行われ、坂東代表理事組合長と尾花正啓市長が覚書に署名し、坂東代表理事組合長から花苗のバスケットが尾花市長に贈られた。
坂東代表理事組合長は「花のきれいさ、美しさを知ってもらい、市民の憩いになれば。また、和歌山を訪れ、また来たいと思う人が一人でも増えればうれしい」と話した。
尾花市長は無償提供の継続に感謝し、6月1日に市内で全国「みどりの愛護」のつどいが開かれることにふれ、「和歌山は花できれいだといわれる魅力を発信していきたい」とあいさつした。
この日に贈られた春の花苗は、ペチュニア、バーベナ、ノースボール、ムルチコーレの4種類。式典後、NPO法人花いっぱい推進協議会の会員らが、市役所西側花壇のハンギングバスケットに植えていった。
花苗は市役所本庁舎の他、コミュニティセンター7カ所、和歌山東公園、市民体育館など各所に植えられる。