外国人の転入者最多更新 和歌山市23年度
和歌山市は、昨年度に市内へ転入した外国人は1166人で、2年連続で過去最高を更新したと発表した。コロナ禍の20年度と21年度を除いて増加を続けており、546人だった2014年度と比較すると、この10年間で2・1倍となった。
市によると、外国人の転入者数は、新型コロナの影響で21年度は345人だったが、22年度には1084人となった。
年齢別では、20~24歳が405人、25~29歳が244人で20代が半数以上を占め、30~34歳が162人で若い世代の転入者が多かった。
ことし4月1日時点で市内に住む外国人は4194人。在留資格別では、特別永住者や永住者などを除くと、技能実習生が最も多く645人で、割合は増加しているという。次に技術・人文知識・国際業務が293人、留学が280人、特定技能が269人となっている。
国籍別では韓国が最も多く、中国、ベトナムが続く。
尾花正啓市長は「就労者の生活をしやすくすることが大事。今後、外国人も意識した政策を進めたい」と述べた。