踊りで高齢者を元気に 日舞とレクダンス
踊りで元気を届けたいと、日本舞踊の名取で教室を開き、レクダンス「ハッピー会」の代表を務める和歌山県岩出市の石田洋子さん(84)らが10日、同市川尻のまりっくすデイサービスセンター岩出で舞踊ショーを行い、利用者を楽しませた。
出演したのは歌、日本舞踊、レクダンスなどを楽しむメンバー15人。
これまで年に4回ほど高齢者施設などで公演してきたが、コロナ禍で中止が続き5年ぶり。カラオケが好きという20人の前で、石田さんと同会メンバーの磯間千代子さんは日舞で「さくら月夜」「南部蝉しぐれ」、磯間千代子さんは「岸壁の母」、「男船」を披露すると、施設利用者も一緒に歌を口ずさんだ。
ハッピー会が華やかな衣装で「瀬戸の花嫁」、「マンボ大阪パラダイス」をノリノリで踊ると「かわいい!」と声援が飛び、大きな拍手。
最後は全員で長寿のための応援歌「100歳音頭」で盛り上げ、一人ひとりと握手をしてショーを締めくくった。
石田さんは「皆さんのすぐ近くで顔を見ながら踊れて楽しかった。久しぶりだったのですごい充実感」と笑顔。
ハッピー会の住口博子さん(70)は「皆さんの笑顔から元気をもらった気がする」、中村光子さん(76)は「人前で踊るっていいものだなと思った」と話していた。