捨てない気持ち育てよう JTが地元企業と清掃
日本たばこ産業㈱(JT)和歌山支社(和歌山市太田、米倉健支社長)は15日、JR和歌山駅西口周辺で、市民参加型の清掃活動「ひろえば街が好きになる運動」を実施。市内の7企業5団体や市職員、同支社の90人が清掃活動に汗を流した。
拾う体験を通じて、ごみを捨てない気持ちを育てようと、JTが地域貢献活動の一環で2004年から全国各地の祭りやイベント会場などで展開する活動。県内でもこれまで8000人以上が参加している。
同社は先月、西口広場の喫煙場所をリニューアルして1・5倍に広げるなど、分煙環境の推進に取り組んでいる。今回、さらに環境美化を進めようと清掃活動を企画した。
開始を前に、米倉支社長は「観光客や市民の皆さんに美しいJR和歌山駅を啓発できる機会になれば」とあいさつ。参加者は西口、みその商店街、東口の3班に分かれ、落ちているごみを拾い集め、特設ブースに持ち帰った。ごみは参加者自身が分別し、タオルなどの記念品を受け取った。
参加した社員は「駅前はボランティアの方が定期的に掃除されているのでごみは少ない。でも線路沿いにはたばこの吸い殻やペットボトルなどが捨てられていた。きれいな場所にはごみを捨てなくなると思うのでしっかり掃除したい」と話していた。