源氏物語の世界を 朗読とコラボ演奏会
ピアノ、チェンバロと朗読で『源氏物語』の世界を表現するコンサートが七夕の7月7日午後3時(開場2時半)から、海南市重根の亀池茶論で開かれる。同市で音楽教室やサロンを開く鍵盤楽器奏者の上野山絢子さんが企画した。
『源氏物語』の第四帖「夕顔」から、光源氏と夕顔の悲恋の物語を取り上げ、文豪・谷崎潤一郎による現代語訳の朗読と、ピアノ、チェンバロによるクラシック音楽の演奏を交互に行うスタイルとなっている。
曲目は、演奏する上野山さんが物語からインスピレーションを受けて選曲。スペイン・カタルーニャの作曲家、モンポウの「歌と踊り」から、夢のような美しさをたたえた第7番をはじめ、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」よりアリア、「イギリス組曲」第1番よりプレリュードなどを演奏する。
朗読は、音楽イベントを企画運営するプロデュース会社、㈱スマートシンフォニー代表の田中幸成さん。大学時代は名門、関西学院グリークラブに所属し、カラオケでは昭和歌謡も歌うという魅力的な声から、上野山さんが企画の共演者として声をかけた。
上野山さんは「朗読と、あえてクラシック曲とのコラボレーションにより、源氏物語の世界をよりイメージ豊かにお客さまに感じていただければ」と来場を呼びかけている。
入場料は2500円(ワンドリンク付き)。予約、問い合わせは上野山さん(メールayako.uenoyama@gmail.com)。