正副議長に丹羽・園内氏 和歌山市議会開会

和歌山市議会は11日、6月定例会初日に正副議長選挙を行い、新議長に丹羽直子氏(51)=創和クラブ=、新副議長に園内浩樹氏(63)=公明党議員団=をいずれも全市議38人の満票で選出した。

丹羽議長は2011年4月の市議選で初当選し、現在4期目。厚生委員長、総務委員長などを歴任し、23年5月から副議長を務めていた。

園内副議長も11年4月の市議選で初当選し、現在4期目。建設企業委員長、総務委員長、市監査委員などを歴任した。

丹羽議長は就任のあいさつで、「美しい自然と伝統文化が息づく素晴らしいまちである和歌山市の発展と市民の福祉を守るため、子育てと教育はもちろんのこと、文化芸術の振興、福祉や医療の充実、環境問題の解決など市民に寄り添い、取り組むとともに、議長として公正で透明性のある議会運営を目指し、誠実に職務に取り組んでいく」と述べた。

園内副議長は「議長を支え、さらなる市政発展のため、そして円滑な議会運営に尽力していく」とあいさつした。

尾花正啓市長は6月定例会の招集あいさつで、人気テレビ番組「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」の和歌山城でのロケ、将棋の竜王戦第5局の和歌山城ホールでの開催を誘致したことなどにふれ、「今ある資源を大切にし、あらゆるポテンシャルを引き出し、子どもたちが輝き、全ての人が安心して安全に幸せに暮らせる社会の実現に全身全霊で取り組んでいく」と述べた。

6月市議会に市当局は、総額43億3118万2000円を増額する2024年度一般会計補正予算案など議案16件、報告関係14件、承認関係1件などを提出した。会期は27日までの17日間で、13、14、17日に一般質問、18~21、24日に常任委員会が開かれる。

 

就任の決意を述べる丹羽議長
就任の決意を述べる丹羽議長

あいさつする園内副議長
あいさつする園内副議長