和市の子育て窓口に物品寄贈 大ガス小さな灯
Daigas(大阪ガス)グループは10日、社会貢献活動の「〝小さな灯〟運動」の一環で、和歌山市にベビーベッド2台と絵本10冊を贈り、市役所で寄贈目録の受け入れと感謝状の贈呈式が行われた。同運動による市への福祉物品の寄贈は2017年から毎年行われ、今回で8回目となった。
〝小さな灯〟運動は、同グループが1981年から続けている企業ボランティア活動。従業員や協力会社からの寄付金などを基金とし、自治体を通じた教育・福祉施設への物品寄贈、施設訪問、災害救援など、さまざまな社会貢献活動を展開している。
和歌山市にはこれまで、絵本や本棚、エプロンシアター、ボールハウス、車いす、三輪車、ハイハイマットなどさまざまな福祉物品を寄贈しており、今回の物品の内容も市との協議で決めた。
ベビーベッドは、市役所東庁舎2階のこども家庭課の窓口に、絵本は同課前の「こどもの広場」に設置される。子育て関係の手続きや相談などで同課を訪れる保護者が、小さな赤ちゃんをしばらく寝かせておき、子どもたちが退屈しないで楽しく待ち時間を過ごせる環境の充実につながる。
市長室で行われた贈呈式には、大阪ガス㈱から南部・和歌山地区統括支配人の堀内佐智夫さんらが出席し、尾花正啓市長に目録を手渡し、尾花市長は感謝状を贈った。
堀内統括支配人は「毎年、活動を継続していくことが大事だと思っている。寄贈を通して知ったニーズなどを社内にフィードバックし、社会に求められる活動に役立てたい」と話し、尾花市長は「社会のため、子どもたちのための貢献を続けていただき、大変ありがたい」と感謝の言葉を述べた。