粉河祭の安全・無事を 保存会などが祈願

玉串をささげる恩賀会長(中央)
玉串をささげる恩賀会長(中央)

和歌山県紀の川市粉河の粉河産土神社の祭礼「粉河祭」が27、28日に同市で行われるのを前に、同神社で14日、安全祈願祭が行われた。

粉河祭は紀州三大祭の一つに数えられ、県の無形民俗文化財にも指定されている。コロナ禍は中止していたが、昨年4年ぶりに実施された。

安全祈願祭には粉河祭保存会、各だんじり町の運行責任者、だんじり囃子のメンバーら約20人が参加。社殿では、蒲梓宮司が祭りの関係者、参加者全ての安全と無事を祈って祝詞を奏上。代表者らが一人ずつ玉串をささげ、手を合わせた。

粉河祭保存会の恩賀要会長(74)は「事故なく、安全にだんじりを運行できれば。誇れる祭りであることをそれぞれが心に留め、粉河祭を継承していきたい」と話していた。

ことしは、だんじり5台が運行し、3台が飾り付けをする予定。