心強い協力に感謝 警察法施行記念表彰
7月1日の警察法施行記念日に、和歌山県内各警察署で警察業務の各分野に協力した人や団体への感謝状の贈呈式が行われた。1954年に現行の警察法が施行されたことを記念し毎年実施。安全な地域づくりに尽力する活動をたたえた。
【和歌山北署】
和歌山北署では防犯活動や地域の安全活動、登下校の子どもの見守り、少年の非行防止、業務を通じた交通安全の普及の取り組みなどに協力した7人と4団体に感謝状を贈呈した。
中岡隆署長は「ご協力をいただいている皆さま方に心から感謝の意を表します。今後も引き続き、ご協力ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします」とあいさつ。
少年補導員として活動し、同署少年補導員連絡会会長を務める牧野真知子さん(57)は、少年の非行防止と健全育成に尽力。「このような賞を頂け、とても光栄。地区の子どもたちが犯罪に手を染めたり、巻き込まれないでほしいという気持ちで日々取り組んできた。これからも和歌山で一番犯罪の少ないまち、住みやすいまちになるよう尽力していきたい」と話した。
その他、感謝状を受けたのは次の皆さん。
池田常郎▽岩橋伸廣▽田中俊夫▽藤本善信▽眞下雅美▽保田幸雄▽イオンモール㈱イオンモール和歌山▽㈱オリーバ▽和歌山市松江連絡所▽和歌山バス㈱
【海南署】
海南署では、交通安全など警察活動に協力、支援する3人に感謝状を贈呈。同署各課から推薦された尾﨑浩之さん(60)、神崎専行さん(72)、小西賢治さん(71)に橋本諭署長が感謝状を手渡した。
尾﨑さんは、少年健全育成のため、少年補導員連絡会会長などを務め、朝のあいさつ運動や、薬物乱用防止の啓発活動などに尽力。少年の健全な生活、成長を願って活動してきたという。
神崎さんは、昨年まで仕出店を営む親の代から70年にわたり、ほぼ毎日、弁当を作り、留置施設への配達を続けてきた。
小西さんは、地域交通安全活動推進委員として警察活動に貢献。下津町で約30年通学路に立ち、現在も子どもらの安全を見守っている。
贈呈式で橋本署長は「全署員だけでは活動に限界がある。皆さんのご協力は地域の安心、安全につながり心強い。今後もよろしくお願いします」と感謝を伝えた。
尾﨑さんは「認められたような気持ち」と話し、神崎さんは「日課だったことに感謝状を頂けてありがたい」、小西さんは「子どもの人数は減ってきているが車は多い。子どもたちの安全のために今後もできるだけ続けていきたい」と話した。