小学生陸上、夢の全国制覇へ 森木香湖選手
和歌山県紀美野町の陸上クラブのかみACの森木香湖選手(12)は22日、東京の国立競技場で行われる「第40回全国小学生陸上競技交流大会」の女子コンバインドB種目(走り幅跳びとジャベリックボール投げの混成)に全国制覇を目指して挑む。昨年、自身初の全国大会で苦杯をなめて以降、悔しさをばねに努力を重ねてきた。森木選手は現在、全国ランキング12位。大会に向け「本番を意識して練習に取り組んできた。記録を更新したい」と、大舞台での本領発揮を誓う。
野上小学校6年生の森木選手は、2年生からクラブで競技に励んできた。今大会の同種目には、各都道府県予選を勝ち抜いた計47人の5、6年生が出場する。
ジャベリックボール投げは、重さ約140㌘の羽の付いたロケット型のボールを投げて飛距離を競う。昨年の同大会では39㍍35を記録。走り幅跳びは3㍍70で、ともに当時の自己ベストに大きく届かず、総合成績は47人中34位。以降は練習量を増やし、全国大会でも本来の力を出せるようにと、大舞台を意識して練習に取り組んできた。
ジャベリックボール投げでは50㍍超えを目指し、投げる角度、胸の向き、左手の使い方などを意識。走り幅跳びでは記録の伸びない期間が長かったが、走り込みなどで筋力をきたえ直し、助走の速さを上げて強く踏み切る練習などを重ねた。
今月8日に和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で行われた「第5回和歌山陸上競技協会記録会」では、ジャベリックボール投げで51㍍73、走り幅跳びでは4㍍48とともに自己記録を更新。全国大会を目前に弾みをつけた。
森木選手は「ジャベリックボール投げ53㍍以上、走り幅跳び4㍍50以上を出して優勝する」と意気込んでいる。