にぎわいや交流創出を 市堀川夜市がスタート

市民らでにぎわう夜市
市民らでにぎわう夜市

和歌山市の夜間の魅力向上、にぎわい創出に向けた㈱紀州まちづくり舎(吉川誠人代表)の「市堀川夜市」が1日、同市福町の京橋親水公園で始まった。唐揚げ、焼き鳥、おでん、コーヒー、日本酒などさまざまな飲食の屋台が軒を連ね、仕事帰りの会社員らが水辺の空間とグルメを楽しんだ。3月31日まで開催予定。午後5時から10時まで。

まちのにぎわいや人々の交流の場として、日常に溶け込んだ「屋台がある水辺の風景」をつくる取り組み。市中心部の活性化、インバウンド需要による商業復興、まちなかの回遊性向上などへの寄与が期待される。中野BC㈱が振る舞った日本酒で乾杯し、夜市の幕が開けた。

オープニングイベントでは、市が取り組む「かわまちづくり」の近況について紹介し、市民と意見交換する「かわまちづくりPRトーク」や、屋台の食べ物や飲み物を船上で味わえる屋形船の運航、ウオータースポーツ「SUP(スタンドアップパドルボード)」の体験があった。

尾花正啓市長も訪れ、「市内で屋台村をするという長年の夢があった。吉川さんはじめ関係者の皆さんに感謝申し上げたい」とあいさつした。

吉川代表は「地域住民や観光客の皆さまに親しまれ、和歌山のまちに根付くような夜市にしていきたい」と意気込んだ。

SUPの体験をした同市の会社員、酒井駿介さん(20)は「バランスを取るのが難しかった。多くの人でにぎわって和歌山が盛り上がるとうれしい」と笑顔で話した。