地域の神様知って 粉河産土神社でおみくじ

参拝者㊨におみくじを手渡す蒲宮司
参拝者㊨におみくじを手渡す蒲宮司

和歌山県紀の川市粉河の粉河産土神社は、旧粉河町にある7社の神計8柱(人)のうちの1柱を記したカードがもらえる独自の「かみさまのおみくじ」を始めた。全8種。初穂料は1回300円。

地域の神社や祭っている神について知ってもらおうと、同神社の蒲梓(がまあずさ)宮司(36)が地域住民と協力して作成し、9月1日から始めた。

同神社の天之忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)と丹生津比賣命(にうつひめのみこと)の他、熊野神社(同市中津川)、氣比神社(同市猪垣)、大神社(同市粉河)、須佐神社(同市中山)、丹生明神社(同市松井)で祭られているそれぞれの神についてイラスト、説明、神徳(御利益)を記している。

おみくじの中には白、ピンク、赤など8色の棒が入っており、色に応じてカードがもらえる。カードは縦9㌢、横5・5㌢の厚紙をラミネートして作っている。

5枚以上のおみくじを引くと8柱の神のイラストと共に「粉河七社詣」と記された特別御詣印(ごもうでいん)を無料で受け取ることができる。

7社のうち5社以上で撮影した写真か、5社以上を巡って無料アプリ「SpotTour」上でスタンプを集めて同神社で提示しても入手可能。

蒲宮司は「おみくじを引いて粉河の神様についてもっと知ってほしい。カードはお守りとして持って御利益を授かってもらいたい」と話している。

問い合わせは同神社(℡0736・73・2415)。