農政など地方の発展訴え 自民の森山幹事長来県
自民党の森山裕幹事長は17、18日に和歌山県内入りし、衆院選2小選挙区の党公認候補の個人演説会で支持を呼びかけた。
森山氏は17日夜に田辺市と印南町、18日朝に和歌山市で演説。石破茂首相が唱える「日本創生」に向け、ルールを守る政治を確立する、国民を守る体制を確立する、地方から新しい日本をつくっていくことが重要とし、「地方こそがわが国の発展の一番の基礎だと石破総理は言っている。そのことを政策で実現できるようにしなければいけない」と述べた。
ロシアによるウクライナ侵攻の長期化などにより悪化している食糧安全保障について、日本は農畜産物の価格を生産者が決める仕組みになっていないことが大きな問題だと指摘。「作った人が、生産原価を見ながら、再生産ができる価格を設定していくことが非常に大事」と述べ、来年の法案提出に意欲を示した。
自民党派閥の政治資金問題については、「大変皆さんにご迷惑をかけ、申し訳ないことだと思う」と述べた上で、党として処分を行い、議員の立件には至っていないとして、理解を求めた。