豪雨被害の能登へ 市民オペラ協会が義援金

義援金目録を手に(左から)宮井さん、尾花市長、多田会長
義援金目録を手に(左から)宮井さん、尾花市長、多田会長

能登半島北部を襲った記録的豪雨による被災者を支援しようと、和歌山市民オペラ協会(多田佳世子会長)は25日、義援金8万8311円を市に託した。

同協会は20日、唱歌を聴き、聴衆も共に歌って楽しむ参加型イベント「唱歌の学校」を和歌山城ホールで開催。能登半島地震の被災地を再び襲った9月21日の豪雨を受け、会場ロビーで義援金への協力を呼び掛けたところ、来場者から多くの善意の寄付が寄せられた。

同協会の多田会長とピアニストの宮井愛子さんが市役所市長室を訪れ、尾花正啓市長に義援金目録を手渡した。

多田会長は「能登の皆さんは二重の被害を受けられて本当にお気の毒に思う。明日はわが身で、人ごととは思えない。良い音楽会ができ、たくさんの寄付を頂いた。困っている方々に渡したい」と話し、尾花市長は「被災した方々にとって励ましになる。本当にありがたい」と感謝。市は、日本赤十字社県支部を通じて義援金を被災地に届ける。

同協会は、3月にも公演の会場で能登半島地震の義援金を募り、市に託した。多田会長は、今後も公演の機会などを通じて、災害の被災地などを支援する活動を続けていきたいとしている。