僅差の敗戦に涙と決意 林さん比例復活で2期目
林佑美さんは小選挙区では僅差で敗れたが、同時に比例代表での復活当選が決まり、28日午前1時過ぎ、和歌山市のホテルアバローム紀の国の一室で吉報を待ち続けた支援者の前に姿を見せると、涙をぬぐいながら「私の力不足で、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」と何度も頭を下げた。
敗れた直後の林さんに復活当選の喜びの様子は見られなかったが、支援者は大きな拍手で迎え、林さんと握手や抱擁をしてねぎらうと、敗戦を謝罪する林さんに「よく頑張った」「本当に少しの差だった」「ありがとう」などと励ましの言葉をかけ、林さんにも笑みが浮かんだ。
林さんは陣営スタッフらから花束を受け取り、頑張ろうコールを行い、2期目に向けて右手を突き上げた。
一夜明けた同日午前7時には和歌山市の田中町交差点に立ち、通勤・通学の自動車や自転車、歩行者に手を振った。
報道陣の取材に応じた林さんは「有志の方々と事務所スタッフの手作りの小さな規模で戦ってきた中で、よくぞ私に(票を)入れてくださったという感謝の気持ちしかない。こんなに大きな組織と互角に争えるところまで応援してくれた人がいたことを、本当にうれしく思う」と感謝。「上層部が得をするとか、政治家が自分のためにやるような政治と思われないような、普通の感覚で、普通の方々の生活が良くなる政治をしていきたい。入れて後悔したと思われるようなことが絶対ないように、精いっぱい頑張っていく」と決意を話した。