友ケ島灯台を一般公開 3日定期便が特別割引
和歌山海上保安部は3日、和歌山市加太の友ヶ島にある灯台と、第一砲台跡を一般公開する。
航路標識の役割などを通じて海上保安業務の理解を深めてもらおうと毎年春と秋に実施。明治初期に建設された洋式灯台で、海上保安庁の灯台の中では最古参クラス。近代化産業遺産に認定、国の登録有形文化遺産に指定されている。
光源となる灯器や回転装置などは代替わりしているが、建築物の佇まいは大きな変貌を遂げることなく、今も海の道しるべとして多くの船舶の安全に寄与している。
灯台内部は急な階段や突起物などがあるため、安全上の観点から普段見ることはできないが、この日は安全管理のため職員を要所に配置し実施。付近の回廊からは、灯台が照らし続ける360度の大パノラマを見ることができる。
参加者にはオリジナル灯台参観記念証(シリアルナンバー入り)をプレゼント。参加無料(定期船の船賃は実費負担)。荒天中止。公開は午前10時半から午後1時まで。この日は特別割引で運航する(往復大人1760円、小人880円)。
問い合わせは和歌山海上保安部交通課(℡073・402・5852)。