20回目の「おどるんや」 ビッグホエールで
ことしで20回目を迎える「おどるんや~紀州よさこい祭り~」が9、10日の両日、和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで開かれる。これまでは和歌山城周辺などで開いていたが、今回は20回目の節目を記念し、初の和歌山ビッグホエールでの開催となる。屋内、屋外それぞれに会場を設け、県内を中心に約50チームの踊り子1300人ほどが出演。「20回のありがとう」をテーマに会場を盛り上げる。和歌山の名店が勢ぞろいするグルメブースもある。
主催の「NPO紀州お祭りプロジェクト」(笹本昌克会長)は、現在は総会長を務める西平都紀子さん(㈱信濃路会長)が「地域を盛り上げ、活性化させるようなお祭りがしたい」との思いから、2003年に有志らと共に発足。「5年後の和歌山は必ず変わる!」を合言葉に、子どもからお年寄りまで、踊る人も見る人も楽しめる祭りを目指して活動を始めた。
「奇跡の第1回」と呼ばれる2004年7月25日の開催時は、開催費用や交通規制など大きな課題を乗り越え、観客約7万5000人を集めた。
その後、紀州おどり「ぶんだら節」と同日開催するなど、行政や県内企業、地域と連携しながら、コロナ禍での中止を除いて毎年開催。和歌山を代表する祭りへと成長した。
同プロジェクト実行委員長の杉谷和昭さん(55)は「おどるんやは、地域のみんなで一緒に盛り上がれる楽しいお祭り。1300人の元気で華麗な踊りをぜひ、見に来てください」と話している。
午前11時から午後8時(10日は7時半)まで。詳しくは同まつり公式ホームページ。