甘い言葉に注意を AKB平田さん闇バイト防止啓発
全国各地で「闇バイト」による強盗事件が相次いでいることを受け、和歌山県警は12日、和歌山市吹上の県立桐蔭高校で防犯教室を開いた。サプライズゲストに、警察庁の特別防犯支援官であるAKB48の平田侑希さんが登場。闇バイトを見分けるポイントなどをクイズで出題し注意喚起した。
今後、アルバイトの機会がある生徒たちに犯罪に加担することがないよう、理解を深めてもらおうと実施。高校生828人、併設の中学1、2年生160人の計988人が参加した。
体育館で、県警生活安全企画課石神慎吾調査官は、闇バイト募集の手口を紹介し「ひとごとと思わずに自分が詐欺のターゲットになっていることを意識し、SNSを正しく利用してほしい」と啓発。平田さんは「危ない求人情報は皆さんの身近なところにあります。甘い言葉にだまされないでほしいです。安全に過ごして楽しい学校生活を送ってください」と呼びかけた。
高校2年生の田中那美さんは「普段使うSNSでの危険について知ることができて良かった。インスタグラムでもリンクに注意したり、安易にDMを送ったりしないように気を付けていきたいです」、中谷桧生さんは「スマートフォンに慣れて使う中でも気を付けなくてはいけないと思った。ネットリテラシーをしっかりと身に付けていきたいです」と話した。