西浜に倉庫を増設 酒本運送が和市と立地協定
㈱酒本運送(和歌山県有田川町小島、阪本享三代表取締役会長)が、和歌山市西浜の和歌山営業所近くに西浜第二倉庫を増設することが決まり、市との立地協定調印式が20日、市役所市長室で行われた。
同社は運送業や倉庫業などを手掛けており、2016年2月に西浜倉庫を設置している。今回の西浜第二倉庫増設は、運送業の労働時間短縮など業界の課題、顧客のニーズに対応し、より効率的な配送を実現するための取り組みの一環。
西浜第二倉庫は敷地面積1431平方㍍、延べ床面積800平方㍍。今月末の完成、来月の操業開始を目指しており、3人の地元雇用を予定している。
調印式では、阪本会長と尾花正啓市長が協定書に署名。尾花市長は「新たな雇用も生まれ、地域経済の活性化にとっても大変うれしいことで、感謝している」と期待を寄せ、阪本会長は「2024年問題で労働時間の短縮などに取り組んでいる。倉庫増設は配送の効率化が一番の目的。運んで届けて、初めて利益になる。顧客のニーズに応える体制にしたい」と話した。